栃木鬼怒川温泉編
なんで鬼怒川温泉に決めたの？
これまで関東と関西でリゾバを経験してきたので、次は行ったことのないエリアに行ってみたいと思いました。地図を見ていた時に、ふと目に止まったのが栃木県の鬼怒川温泉。自然も豊かで温泉街の雰囲気も良さそうだったので、「ここで新しい経験をしてみよう！」と決めました。結果的に、これまでとまったく違う環境で刺激的な毎日を過ごせました。
今まではレストランでリゾバやってたよね？職種を仲居さんに変えたのはなんで？
今回もいつも通りレストランスタッフを希望していたのですが、ちょうどタイミングが合わずに埋まってしまい、担当の方に「仲居さんならすぐ行けますよ」と勧められました。正直、最初は“仕方なく”という感じでしたが（笑）、いざやってみるとお客様との距離が近く、思っていた以上にやりがいのある仕事で、結果的には挑戦して本当によかったです。
未経験での挑戦は怖くなかった？着付けも大変そうだし
不安だらけでした！仲居さんは着物を着るし、所作や言葉遣いも厳しそうで自分にできるのか心配でした。でも担当のMさんが「絶対大丈夫、あなたなら向いてます」と励ましてくれて思い切って挑戦することに。着付けは初体験でしたが、特別感があって新鮮でした。最初は大変でも、慣れてくると少しずつ自信に変わっていきました。
確かに普通の生活だったら着物着る機会ってないもんね。
実際に鬼怒川温泉に行って見て、印象はどうだった？
最初は想像以上に静かな場所で驚きました。観光地だからもっと賑やかだと思っていたのですが、周囲にお店が少なく「ここでやっていけるかな？」と不安になったほどです。でもその分、自然が近くて空気がきれいで、ゆったりとした時間が流れていました。慣れてくると、その静けさが心地よく感じられるようになりました。
一番近くでどのくらいの距離にお店があったの？
コンビニまでは徒歩10分ほどでした。小さな街なので、それ以外のお店はかなり離れていて、自転車や車がないと不便でしたね。買い物に行くのも一苦労でしたが、逆に無駄遣いしない生活ができてよかったかもしれません。夜に星空を見ながらコンビニへ歩く時間は、今ではちょっと懐かしい思い出です。
コンビニがあってよかった。食事とかはどうしてたの？
１日２食分の食事手当が出ていたので、勤務時間が合う日は従業員食堂で温かいご飯を食べていました。忙しい日や遅番のときは間に合わないこともあったので、そんな日はコンビニでお弁当を買って済ませることも。疲れた夜に食べるおにぎりやカップラーメンが、なぜかすごく美味しく感じました。笑
ちなみに従業員食堂の食事ってどんな感じなの？
毎日日替わりでメインが変わり、ご飯と味噌汁はセルフサービスでした。和洋どちらのメニューもあって、家庭的でほっとする味です。勤務地によっては自由に選べるビュッフェ形式の食堂もあるみたいですが、私はこの“今日のメニュー”スタイルが好きでした。温かい食事が食べられるのは本当にありがたかったです。
安くで美味しいものが食べられる従業員食堂はいいね。食事のバランスも良さそうだし！
仲居さんの１日ってどんな流れなの？
朝はお客様のお見送りから始まります。チェックアウトの時間帯は駅までの送迎バスの案内やロビーでの誘導など、慌ただしく動いていました。午前の仕事が落ち着くと中抜け休憩に入り、14時頃からチェックイン対応です。お客様をお部屋まで案内し、浴衣や館内の説明をします。夜は宴会場で夕食の準備や配膳を担当し、片付けまで終わると1日の仕事が終了です。体力勝負ですが、達成感のある1日です。
思っていたより、業務が多くてびっくり。慣れるまでは大変だった？
そうですね、最初の頃は緊張の連続でした。館内説明の言葉遣いや動き方を覚えるのに苦労しましたが、先輩が優しく教えてくれたおかげで徐々に慣れました。宴会の接客は以前のレストラン業務の経験が活かせたので、思っていたよりスムーズにこなせました。慣れてからは、お客様との会話を楽しむ余裕も出てきました。
仕事の中で何が一番楽しかった？あと辛かったことはある？
一番楽しかったのは、お客様と会話をして仲良くなれた瞬間です。仲居さんの仕事は“おもてなし”が中心なので、笑顔を引き出せた時に大きなやりがいを感じます。反対に辛かったのは、慣れない着物での仕事です。最初の頃は動くだけで苦しく、夏は特に大変でした。でも着物を着て働く姿に誇りを持てるようになりました。
最後に、リゾバの先輩としてこれからリゾバを考えてる人にひとことお願いします。
リゾートバイトは本当に人生経験になります！新しい環境や人との出会いで自分が成長できます。もちろん最初は不安や大変なこともありますが、その分、得られるものが大きいです。怖がらずにまず一歩踏み出してほしいですね。きっと自分でも知らなかった強さや可能性に出会えると思います。
